ことば巡礼
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自分になにかを強く言い募っているとき、自分を納得させようとしているときはたいてい危険
2023/02/05ことば巡礼ジョナサン・アイブ 私は翻訳の原稿が仕上がると必ず妻に読んでもらう。不備はないかを冷静な視点から確認してもらうためだ。問題点を指摘された場合、私はたいてい素直に文章を直す。だが、締め切りが目前に迫っているときなどは、「そこは今のまま...
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明確なゴールを設定することで、やるべきことができるから気も紛れていくし、前向きに進める
2023/02/04ことば巡礼MEGUMI タレントで俳優のMEGUMIは1999年にグラビアアイドルとしてデビューし人気を集め、テレビのバラエティー番組などでも活躍した。やがて俳優を志すようになったが、道はなかなか開けなかった。「エキストラのような役とか、エロ...
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他人が求めていない「自分がやりたい仕事」にこだわっても、成功する可能性はかぎりなく低い
2023/02/03ことば巡礼石井朋彦 石井朋彦はアニメーション制作会社スタジオジブリ出身のプロデューサー。同社の名プロデューサー、鈴木敏夫に師事し「千と千尋の神隠し」などの制作に参加した。きょうの言葉は「自分を捨てて他者を真似まねしろ」という鈴木の教えを語った...
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釣りは、「釣れないところ」がいいんですよ
2023/02/02ことば巡礼夢枕獏 「魔獣狩り」や「陰陽師」などのベストセラー小説で知られる作家の夢枕獏は、登山、カヌー、陶芸、書道と、多岐にわたる趣味を持つ。きょうの言葉は、その一つである釣りの魅力について語ったものだ。必ず魚が釣れるのであれば、河原で石を拾...
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わざとらしいことは長続きしません
2023/02/01ことば巡礼マリス・ヤンソンス ラトビア出身の世界的な指揮者、ヤンソンス(1943~2019年)は、国際的に活躍したにもかかわらず、個性が希薄だと評されることが多かった。その点に関して当人は、何か人と違うことをやって個性を強調しようとは思わない...
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私が楽しまないと、その良さは伝わらない
2023/01/31ことば巡礼上白石萌音 NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」などで知られる俳優で歌手の上白石萌音は、芝居や歌の仕事をするとき、何よりも「楽しむこと」を大切にしていると言う。きょうの言葉はその理由である。確かに、何かの良さをアピールした...
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部下というのは、何はともあれ、包み込まなければ始まりません
2023/01/30ことば巡礼永守重信 大学時代、一度だけ家庭教師のアルバイトをしたことがある。これは苦い思い出だ。教えている最中に中学生の子供を泣かせてしまったのだ。 教えていたのは英語だった。これは自分の得意科目なので、生徒がどこでつまずいても、「な...
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文句は胸にしまって「ありがとう」を
2023/01/29ことば巡礼湊かなえ 本屋大賞を受賞したベストセラー「告白」で知られる作家の湊かなえは、主婦業と執筆を両立させてきた。これができたのは、本人の努力はもちろんのこと、家族の協力も大きい。ただし、家族が家事をやっても、慣れていない人ならではの失敗も...
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「あなたの答えは正解です」という審判を下された時、人は無防備な快感に必ず襲われる
2023/01/28ことば巡礼ナンシー関 消しゴム版画家として知られたナンシー関(1962~2002年)は、テレビ番組や芸能人を題材にしたコラムで人気があった。小気味よい文章で読者を笑わせつつ、独自の観察眼による鋭い切り口で、批評の対象をバッサリ切る。きょうの言...
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何事もうまくいかないで鬱々(うつうつ)としている「よどみ」の状態も大切
2023/01/27ことば巡礼茂木健一郎 ポジティブな気持ちで作業や課題に集中しているときの精神状態を「フロー」という。脳がこの状態にあると、苦労や努力をしなくとも、楽しみながらものを生み出すことができる。仕事や勉強を効率的に進めるには、このフロー状態に自分を持...
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