シリーズ自分史
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一花繚乱(5)医療法人 与州会 柳田病院 理事長 柳田喜美子
2023/03/05シリーズ自分史小学時代(2) いとこの「芳ちゃん」 私の実家の山内家に、父の姉の子が東京から疎開してきた。1946(昭和21)年、私が小学校4年のとき。いとこあたる藤井治芳だ。幼い頃を思い出して、「芳ちゃん」と呼ばせてもらおう。 初めて会...
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一花繚乱(4)医療法人 与州会 柳田病院 理事長 柳田喜美子
2023/03/04シリーズ自分史小学時代(1) 戦中戦後の混乱経験 第2次世界大戦の最中だった1943(昭和18)年4月、私は現在の都城市立南小学校に入学した。まだ「国民学校」と呼ばれており、私の小学生時代は、まさに戦中戦後の混乱期と重なる。 この小学校は...
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一花繚乱(3)医療法人 与州会 柳田病院 理事長 柳田喜美子
2023/03/03シリーズ自分史父と母 厳格さの中に優しさ 私の父・山内良朔(りょうさく)は、学生時代はテニスを得意としていたが、医師になって開業してからはもっぱらテレビやラジオでの野球観戦を楽しみにしていたようだ。試合の途中では、患者さんの呼び出しに足が重そうで...
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一花繚乱(2)医療法人 与州会 柳田病院 理事長 柳田喜美子
2023/03/02シリーズ自分史幼少期 厳しいしつけに感謝 どこまでも澄み切った空を、くっきりと山の稜線が連なっている都城市。その美しさは、今も昔も変わらない。 1937(昭和12)年1月5日、その都城市蔵原町で、父・山内良朔、母・山内澄の長女として、私は...
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一花繚乱(1)医療法人 与州会 柳田病院 理事長 柳田喜美子
2023/03/01シリーズ自分史はじめに 一歩一歩精いっぱい 「幾山河 峠をこえてのぼりゆく 君の努力に天は報いむ」山内澄 母の残した短歌である。細字の墨で書かれ額に入ったこの文字を、今しみじみと眺めている。私はただ公私にわたり時間を精いっぱい使い、一歩...
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動物とともに(85)宮崎市フェニックス自然動物園 前園長 出口智久
2023/02/28シリーズ自分史結びに 先輩、同僚、皆に感謝 2010年の口蹄疫禍では動物園は対象外で清浄検査を受けませんでした。当時、富山市ファミリーパークの園長だった山本茂行さんは、「動物園には傘がない」と訴えていました。飼育動物を守る法律がないということです...
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動物とともに(84)宮崎市フェニックス自然動物園 前園長 出口智久
2023/02/27シリーズ自分史アフリカ 良心と信念を学びに アニマルウェルフェア(動物福祉)とは、飼育動物の幸せに配慮する状態のことです。最近は野生動物を含めることもあります。飼育研究の歴史がある畜産と動物園とでは当然取り組みが違ってきます。動物園では「栄養」「...
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動物とともに(83)宮崎市フェニックス自然動物園 前園長 出口智久
2023/02/26シリーズ自分史保全 希少種の繁殖に成功 トラやチンパンジーなどの絶滅が危惧される動物に繁殖を続けさせて守ることを、「自然保護」と呼んでいました。それだけで守るのは難しく、人が積極的に介在することが必要になりました。それを「保全」と呼ぶようになりま...
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動物とともに(82)宮崎市フェニックス自然動物園 前園長 出口智久
2023/02/25シリーズ自分史イルカ問題 広報の大切さを知る 「大丈夫です。任せてください」。園長の私には連絡や相談はありましたが、いつの間にか、後輩の飼育員たちが中心となって動物園を切り盛りするようになっていました。動物の導入や移動でトラブルが起きそうな時は、...
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動物とともに(81)宮崎市フェニックス自然動物園 前園長 出口智久
2023/02/24シリーズ自分史動物園の研究会 秋篠宮さまと懇談も 公益社団法人の日本動物園水族館協会(日動水)は、国内約90の動物園と約60の水族館の計約150園・館が加盟しています。加盟するためには審査があり、「教育」「調査研究」「レクリエーション」「保全」の...
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