シリーズ自分史
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滄海の一粟/県民フェリー50年(68) 宮崎カーフェリー相談役 黒木政典
2022/08/13シリーズ自分史日向支店長(下) 際限なき値引き攻勢 地元の皆さんの協力を得たこともあり、平成9年度の1便当たりの実績は確実に上がり、細島航路存続に向け明るい兆しだと手応えを感じていた。貨物輸送は大分、別府のフェリー会社のダンピング合戦に影響を受け...
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滄海の一粟/県民フェリー50年(67) 宮崎カーフェリー相談役 黒木政典
2022/08/12シリーズ自分史日向支店長(中) 親の役目ひと区切り 娘の結婚が決まり、私たちの親としての役目にひと区切りが付いた。結婚式は平成9年8月に、目黒雅叙園で行うことになった。子供の頃は「生みの母に、育ての父」と冗談を言うほど面倒を見たが、思春期になって...
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滄海の一粟/県民フェリー50年(66) 宮崎カーフェリー相談役 黒木政典
2022/08/11シリーズ自分史日向支店長(上) 神戸航路存続に光明 新船「みやざきエキスプレス」のサービス基本計画をまとめた直後、平成8年3月付で日向支店長に異動した。そのころの細島は、週3便に減便した京浜航路と、神戸航路が就航していて、県北の重要な交通拠点であ...
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滄海の一粟/県民フェリー50年(65) 宮崎カーフェリー相談役 黒木政典
2022/08/10シリーズ自分史阪神大震災 洋上支援の役割学ぶ 今度は稼げる船を造りたい。鬼鞍取締役とのコンビが復活した。弊社の稼ぎ頭であり、妥協は許されない。本県にフェリーを残せるかどうかの瀬戸際だった。私は、定員を350人にした場合の滅失額を計算し、鬼鞍氏は、...
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滄海の一粟/県民フェリー50年(64) 宮崎カーフェリー相談役 黒木政典
2022/08/09シリーズ自分史旅客営業部長(下) 同士との「一期一会」 北浦町に最初の子供たちが訪れたとき、河野副町長は既に県に復職しており、小西町長ほか地元の皆さんに歓迎してもらった。2年目の朝だったと思うが、子供たちが目を覚ましてテントを出て、大騒ぎになった...
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滄海の一粟/県民フェリー50年(63) 宮崎カーフェリー相談役 黒木政典
2022/08/07シリーズ自分史旅客営業部長(中) 星空に子供たち歓声 「おじゃったもんせキャンペーン」の3回目は冬の北海道に飛んだ。雪の降り積もった札幌で、小さな代理店を訪ねると、メンバーに宮崎交通の浜砂所長がいることに大喜び。来月宮崎に行き、宮交バスを使うのだ...
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滄海の一粟/県民フェリー50年(62) 宮崎カーフェリー相談役 黒木政典
2022/08/06シリーズ自分史旅客営業部長(上) 地方代理店訪ね歩く 平成5年9月、旅客営業部長を拝命した。関東、関西、九州全域の営業統括だ。大手旅行会社を回って、すぐ危機感を持った。当時は円高の影響から海外旅行ブームで、国内旅行は低迷している。弊社も京浜航路に...
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滄海の一粟/県民フェリー50年(61) 宮崎カーフェリー相談役 黒木政典
2022/08/05シリーズ自分史サービス推進部長 異なる乗客「すみ分け」 たった2年間で「日本カー・フェリー」は「シーコムフェリー」「マリンエキスプレス」へと劇的に姿を変えた。この期間は今考えても信じられないくらい、濃密な時間を過ごした。この会社の激しい動きの中で...
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滄海の一粟/県民フェリー50年(60) 宮崎カーフェリー相談役 黒木政典
2022/08/04シリーズ自分史バブル崩壊 社名「マリン」に変更 新船建造計画の融資交渉が大詰めを迎えていた。メイン銀行の日本長期信用銀行と、船舶整備公団との調整が行われ、間もなく金利が決定される。社長室の電話が鳴り、大坪部長が受話器を取り、満面の笑顔で話している...
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滄海の一粟/県民フェリー50年(59) 宮崎カーフェリー相談役 黒木政典
2022/08/03シリーズ自分史豪華新造船 捨て身の啖呵で抵抗 新会社シーコムフェリー発足の目的だった京浜航路の新造船の計画がまとまった。今までにない豪華客船で、車両輸送能力も増える。まさに日本一だ。うれしそうに総務部長が教えてくれる。しかし、110億円という造船...
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