『人生の最期』意識したサービスや商品

高齢化社会の進行と意識の変化 　全国平均よりも3ポイントほど高い高齢化率25．8%(2010年10月末現在)の本県。国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計によると、20年には32．9%に達すると見込まれており、県民の3人に1人が6...

宮崎大学工学部教授　田畑研二さん

地域性生かしたバイオマス戦略 　宮崎大で農、工学部を横断するバイオエタノール生産プロジェクトのリーダーで、専攻は触媒化学。小説が好きで、もともとは文学志向だった。「国語の先生になろうと思っていたが、父親が文系学部を反対したので理系に進...

渡りガニのパスタ／フレンチ厨房エトワール

見た目豪快さと味の対比絶妙 　宮崎市のJR日向住吉駅北側の住宅街一角にある隠れ家のような創作料理店。神戸のホテルなどで経験を積んだ竹山安雄さん(57)が2005年12月に店を開いた。本格コース料理を箸で食べられる気軽さと、静かで落ち着...

小倉大弓製作所(三股町)

「都城大弓」の技術受け継ぐ 　荘厳な霧島山系をのぞむ都城盆地。平安時代には島津荘と呼ばれる日本最大の荘園として栄え、後の薩摩藩主、島津家誕生の地となった。特殊な歴史的事情はこの地を竹弓の産地として磨き上げ、その伝統技術は脈々と今に受け...

「観光宮崎」は今〜第2部〜発信(6)

観光資源としてのご当地グルメ 　「食」は観光にとって欠かせないキーワードだ。ご当地グルメの祭典・B－1グランプリに象徴されるように、「食」はそれだけで人を呼び込む力を持ち、「佐世保バーガー」「甲府鳥もつ煮」のように大勢の観光客が訪れた...

橘百貨店社長　向景三さん

前例にとらわれず、新たなことに挑戦 　「今の時代、何もしなかったら売り上げは9掛け。常に新しい商品や取り組みなど、話題性を提供する必要がある」。宮崎市の中心部に位置するボンベルタ橘。中心商業地のけん引役も担う橘百貨店の社長に就き、5年...

企業の人材育成術

独自の社内教育で“仕事力”アップ 　企業発展に社員の成長は欠かせない要素だ。ただ、昔ながらに右も左も分からない新人を現場に放り込み、先輩の背中を見せるだけで有為な人材が育つとも限らない。現場での実践はほかでは得難い「修業の場」ではある...

WASHハウス社長　児玉康孝さん

ユーザー目線でビジネスモデル 　本県をはじめ九州各地でコインランドリーを展開するWASHハウス(宮崎市)。「すき間産業であり、企業がしっかり取り組めばビジネスとして成立する」という自らの考えを体現した。なすべきことを突き詰め局面、局面...

鴨南蛮そば／そばや吟匠庵

香りと鴨のうまみ楽しむ 　県立図書館前にある民家のようなたたずまいのそば屋。半導体の金属部品加工会社で職人をしていた時任克典さん(56)が、数年間の修業を経て2006年秋に開店。薬味も含め、香りを楽しむ数種類の変わりそばを出してい...

どんタロ（美郷町南郷区）

地元にこだわり「美肌の湯」化粧水 　「美肌の湯」で知られる南郷温泉（美郷町南郷区）の温泉水を原料にした化粧水「どんタロ」をメーンに、化粧せっけんやシャンプー、日焼け止めなどを製造、販売する。開発、販売に当たっては南郷や商品に徹底し...