県内特集
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【縮小社会 宮崎の未来図】第2部・少子化と男女格差(6)地域でも負担に偏り
2024/02/21県内特集福岡で生活するまでは当たり前だと考えていた。県南部出身の30代女性は専門学校を卒業後、地元の保育園で9年間、保育士として働いた。実家暮らしで、地域の行事の手伝いに呼ばれることも多かった。 行事に合わせて住民が食事を取る際は、数十人...
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【広がるオーバードーズ~県内現場リポート(5)】学校薬剤師/「自分の体大切に」訴え
2024/02/20県内特集「ひと昔前は、若者が仲間と一緒に高揚感や浮遊感を求めてシンナーなどを乱用するケースが目立っていたが、今はすっかり変わった」。これが、薬の過剰摂取(オーバードーズ、OD)を救急搬送してきた隊員たちに共通する感想だ。 非行歴や犯罪歴の...
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【縮小社会 宮崎の未来図】第2部・少子化と男女格差(5)正社員に「35歳の壁」
2024/02/20県内特集「行ってくるね」。2人の子どもたちと夫(44)と夕食を済ませた午後8時、宮崎市の女性(43)は、この日2度目の出勤時間を迎える。行き先はニシタチのスナック。多い時には週5日、アルバイトとして働く。昼は別の会社で非正規の営業職をしており、「...
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【広がるオーバードーズ~県内現場リポート(4)】ネット販売/規制緩和 若者へ拡大
2024/02/19県内特集「夜回り先生」として知られる教育者の水谷修さん(67)=神奈川県=は、薬の過剰摂取(オーバードーズ、OD)について「歴史的に、今が第三の拡大期にある」と話す。 第1期は1940年代にインテリ作家らが陥ったアドルム中毒、第2期は70...
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【縮小社会 宮崎の未来図】第2部・少子化と男女格差(4)キャリア形成 不安定
2024/02/19県内特集女性の働き方に関する県民の意識は近年、変化が見られる。2020年に県が行ったアンケートでは「ずっと職業を持っている方がよい」とする回答が初めて過半数となり、これまで最も多かった「子どもができたら仕事を辞め、大きくなったら再び仕事を持つ」を...
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【広がるオーバードーズ~県内現場リポート(3)】医療資源偏在/夜間や休日 搬送に苦慮
2024/02/18県内特集県内における医療資源の偏在は新型コロナウイルス感染症のピーク時に問題になったが、薬の過剰摂取(オーバードーズ、OD)の救急搬送にも共通する課題だ。県医療政策課は「救急告示施設など大規模病院が医療圏内に少ない、または遠方にある地域で苦慮して...
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【縮小社会 宮崎の未来図】第2部・少子化と男女格差(3)育休取得 男性二の足
2024/02/18県内特集第2子の出産予定日が近づくにつれ、増えるベビー服やおもちゃの数々…。それに比例するように、宮崎市の会社員男性(34)の心のもやもやは日ごとに強まっている。新たな家族を迎える喜びは大きく、育児にも携わりたい。しかし「育休を取りたいけど、取れ...
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【縮小社会 宮崎の未来図】第2部・少子化と男女格差(2)男性縛る長時間労働
2024/02/17県内特集夫の休日の家事・育児時間が「なし」の夫婦では、第2子以降が生まれる割合は4割、「4時間以上」なら9割に―。厚生労働省が2012年時に20代だった人を追跡している調査では、そのような結果が出ており、厚労省は「夫の家事・育児時間が長くなるほど...
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【広がるオーバードーズ~県内現場リポート(2)】低年齢化/未成熟な脳 影響大きく
2024/02/17県内特集薬の過剰摂取(オーバードーズ、OD)では摂取量や種類によって中毒症状や意識レベルは異なる。意識混濁、錯乱、幻覚、発語障害などさまざまな症状を示すという。 言葉が不明瞭な状態であっても、その後の適切な治療につなげるため、救急搬送では...
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【縮小社会 宮崎の未来図】第2部・少子化と男女格差(1)家事や育児「主に妻」
2024/02/16県内特集夕方5時、小売店での販売業務を終えると、保育園へ息子を迎えに行く。帰宅は午後6時ごろ。冬場は冷え切った洗濯物を取り込み、急いで夕食の準備に移る。三股町で家族4人暮らしの会社員女性(43)は、フルタイムで週5日働きながら、家事と育児に追われ...
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