県内特集
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【縮小社会 宮崎の未来図】第1部・止まらない流出と自然減(7)ためらう決断
2024/01/12県内特集宮崎市の会社で働く独身の女性(28)は最近、将来について悩むようになった。周りで同世代の結婚・出産ラッシュが続いているからだ。 自身も「結婚したら2人は子どもがほしい。30歳までに1人目を産みたい」と理想を描く。「仕事をしないと生...
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【縮小社会 宮崎の未来図】第1部・止まらない流出と自然減(6)就職氷河期を体験
2024/01/11県内特集28歳くらいで結婚して、子どもは2人―。宮崎市内の男性(50)もまた、人生設計を明確に描いてきた一人。しかし、2008年のリーマン・ショックを機に10年以上、非正規の仕事を転々としてきた。昨年12月からようやく正社員に落ち着いたが、「収入...
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【つかめ上昇気“龍”(5)」左官で全国トップ目指す 岩佐工業=宮崎市
2024/01/11県内特集シャッ、シャッ、シューッと、コンクリートむき出しの壁にこてがこすれる音がリズミカルに反響する。宮崎市内のマンション建設現場で、左官職人が壁や天井に薄くモルタルを塗っていくと、均等に整った表面につやが生まれた。 作業するのは同市の岩...
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【縮小社会 宮崎の未来図】第1部・止まらない流出と自然減(5)結婚の壁
2024/01/10県内特集「結婚相手を探しています」。県北在住で、公務員の30代男性は昨年末、結婚相談所のアカウントにダイレクトメールを送った。県北を拠点に運営している相談所で、インスタグラムの広告で見つけた。「自分の力で女性と出会って恋愛して結婚、子どもがほしい...
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【つかめ上昇気“龍”(4)】漁獲量日本一「カツオの街」を支える 日南市南郷漁協の若手漁師
2024/01/10県内特集近海カツオ一本釣り漁業の漁獲量28年連続日本一を誇る本県。その記録を支えているのが「カツオの街」を掲げる日南市の漁船団だ。昨年、南郷漁協所属の竜喜(たつよし)丸(119トン)の漁獲高が過去最高の約6億3800万円(税抜き)となり、11年間...
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【つかめ上昇気〝龍〟(3)】県内民謡主要大会で8冠達成 川口和代さん(74)=宮崎市
2024/01/07県内特集遅咲きの歌い手が快挙 後進育成 情熱衰えず 「庭の山椒(さんしょう)の木 鳴る鈴かけて~」。椎葉村で昨年9月に開かれた「ひえつき節日本一大会」で、民謡の歌い手、川口和代さん(74)=宮崎市大瀬町=は三味線と尺八の音色に合わせ、素朴で...
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【縮小社会 宮崎の未来図】第1部・止まらない流出と自然減(4)子育て、医療
2024/01/07県内特集福岡市早良区の吉田沙矢佳さん(37)=日南市出身=のアパートには毎月、おむつが無償で届く。福岡市の子育て支援策の一環で、次女彩莉ちゃん(1)が使う。数に限りはあるが、「消耗品でかさばるものを家まで届けてくれる。経済的にも助かる」という。 ...
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【つかめ上昇気〝龍〟(2)】ヘルパー派遣「モーカンパニー」代表 飯盛将太さん(35)=都城市
2024/01/06県内特集和牛農家 休める環境に 若者新規就農も支援 プライベートな時間が取りにくい繁殖、肥育農家が休みを取れるようヘルパーを派遣する「モーカンパニー」の代表で繁殖農家の飯盛将太さん(35)=都城市高城町=が奮闘している。県によると、和牛専門...
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【縮小社会 宮崎の未来図】第1部・止まらない流出と自然減(3)Uターンへの難路
2024/01/06県内特集スマホの画面には「保育料無料」「移住応援給付金」の文字が並んでいた。福岡市新宮町の会社員水上晶太さん(32)が仕事から戻ると、スマホを手にした妻沙弓さんが相談した。「こんなのがあるって。都城に帰らん?」 2人は都城市出身で、五十市...
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【縮小社会 宮崎の未来図】第1部・止まらない流出と自然減(2)安定への疑問
2024/01/05県内特集夢で終わらせる気はない。県内での銀行勤めからベンチャー企業役員に転身した京久保尚希さん(27)=東京都豊島区=は「タワーマンションに住み、外車に乗れるくらい稼ぎたい」と目標を語る。日本で最も企業や事業所が多い東京でなら、勝負できると確信す...
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