県内特集
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【戦後80年 みやざき】悲劇 記憶とどめて 徳之島沖・富山丸撃沈29日命日祭
2025/06/28県内特集犠牲者めい川内さん(宮崎市)参列呼びかけ 1944(昭和19)年6月29日、旧日本陸軍の兵士らを乗せた輸送船「富山丸」が鹿児島県徳之島沖で米軍に撃沈され、本県の440人を含む約4千人のうち9割以上に上る尊い命が奪われた。犠牲者の...
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【日向灘 脅威と向き合う】第5部 提言(5)五ケ瀬中等教育学校5年 大塚彩穂衣さん(16)/門川高2年・川崎彩美さん(16)
2025/06/27県内特集知識と経験が命を救う/自助共助 気持ち養って 宮崎市青島で防災学習中の昨年8月、日向灘を震源とする地震に遭遇した。その数時間前に現地で津波を想定した避難訓練を行ったばかり。すぐさま宿泊先から高台の一時避難場所を目指して逃げた。「本当...
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【戦後80年 みやざき】弾圧の記憶 治安維持法100年(下)義門寺(国富町)
2025/06/27県内特集反戦張り紙 住職連行 「死を覚悟」で体制批判か 「祖父が反戦の張り紙をして警察に連れて行かれたと、父から聞いたことがある」。義門寺(国富町)住職の小野弘雄(こうゆう)さん(78)は、戦前・戦中に同寺の住職だった祖父・温雄(おんゆう)...
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【日向灘 脅威と向き合う】第5部 提言 (4)写真家・藤木哲朗さん
2025/06/26県内特集声を上げることが大切 「一体何が起きているのか」。2000年代、台風接近により砂浜が浸食された宮崎市の赤江浜。人工リーフ建設を巡って県とサーファーらが対立しているという新聞記事を読みシンプルな疑問が湧いた。自分の目で確かめようと現地...
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【日向灘 脅威と向き合う】第5部 提言 (3)宮崎公立大・山下裕亮准教授
2025/06/25県内特集地震へ継続的備え重要 3月末まで京都大防災研究所の助教として宮崎観測所(宮崎市)に在籍。巨大地震との関連性が指摘される「スロー地震」の海底観測など日向灘の地震研究に没頭してきた。「日向灘は友達のようだが、まだ知らないことが多くあり親...
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【戦後80年 みやざき】弾圧の記憶 治安維持法100年(中)新興教育研究会(都城市)
2025/06/25県内特集反戦思想の教員摘発 特高警察から暴力や罵声 満州事変翌年の1932(昭和7)年3月21日午前5時ごろ、北諸県郡中郷村(現・都城市)の小学校教員の男性は、下宿先の玄関をたたく音で目覚めた。突然雨戸が激しく開き、巡査と3、4人の特別高等...
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【日向灘 脅威と向き合う】第5部 提言 (2)県防災士ネットワーク・原口重徳理事長
2025/06/24県内特集資格取得後の活動大切 「自然災害はいつ起こるか分からず、防ぐことはできない。それでも、被害を減らすことはできる」。地域で防災講座などに取り組む中で改めて重要性を訴えるのが、いざというときの迅速、的確な避難行動。そして、その後を生き抜...
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【戦後80年 みやざき】弾圧の記憶 治安維持法100年(上)宮崎清水町教会(宮崎市)
2025/06/24県内特集牧師勾留、教会は解散 歴史逆戻り懸念 語り継ぐ 戦前・戦中に市民の自由な言論や命までも奪い、戦時体制確立に利用された治安維持法。同法施行から100年、戦後80年の節目に、県内で起こった弾圧事件の記憶を掘り起こし、「希代の悪法」の実態...
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【日向灘 脅威と向き合う】第5部 提言 (1)宮崎大・原田隆典名誉教授
2025/06/23県内特集災害時行動 各自準備を 阪神・淡路大震災発生から約1カ月後の1995年2月、宮崎市で開かれた、県内の地震や津波対策を話し合う会議。自治体の防災担当者ら約80人の前に有識者として立ち、県独自の被害想定策定や県防災会議への地震専門部会設...
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【日向灘 脅威と向き合う】第4部 備え(7)広域支援
2025/06/17県内特集応急と復興へ連携鍵 受け入れ体制構築急務 「南海トラフ(巨大地震)は切迫しているという強い危機感を抱いている。九州内でしっかりした広域連携体制を築きたい」。5月に福岡市であった九州・沖縄と山口の9県でつくる九州地方知事会の会議。冒頭...
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