県内特集
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【末路を活路へ】空き家対策の今(2)放置を防げ
2023/10/08県内特集官民連携し対応円滑化 新分類「管理不全」導入迫る 日向市美々津町のJR美々津駅前の住宅地に、ぽっかりと空いた土地がある。昨年11月、空き家対策特別措置法に基づき市の行政代執行で解体された空き家の跡地だ。木造2階建ての家屋は築数十年と...
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【末路を活路へ】空き家対策の今(1)相続
2023/10/07県内特集老朽化進み 災害時不安 改正空き家特別措置法は年内に施行され、来年4月には不動産の相続登記の義務化を控える。地域の景観や治安を悪化させる空き家の増加を抑制するために、所有者がすべきことは―。県内の動きを探った。 × ...
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【県域JA誕生】(下)三連合会統合/「宮崎モデル」構築へ
2023/10/05県内特集「宮崎モデルとして、全国から成功例と認められたい」。来春、JA宮崎中央会、JA宮崎信連、JA宮崎経済連の3連合統合が全国で初めて実現する県域JA「宮崎県農業協同組合」について、JA宮崎経済連会長の坂下栄次(68)は意欲を示す。人員の効率化...
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【県域JA誕生】(中)期待と不安/規模生かし収益向上
2023/10/04県内特集県域JA「宮崎県農業協同組合」設立を決める臨時総会で、13JAの全正組合員4万8748人のうち3万7011人が参加し、9割超が賛成の意思を示した。しかし、本県農業の大改革を決断した農家の心中には、期待と不安が交錯している。 正組合...
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【県域JA誕生】(上)大改革/農家所得増へ一枚岩
2023/10/03県内特集「体力のあるうちに、しっかり次世代につないでいくJAが必要だ」。県域JA「宮崎県農業協同組合」の来春設立が決まった2日、宮崎市で会見に臨んだJA宮崎中央会会長の栗原俊朗(72)は気を引き締めた。 飼料高騰、燃料高、後継者不足…。農...
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【燃油価格高騰㊦】本県への影響深刻 地理的ハンディ足かせに
2023/09/22県内特集燃油価格の高止まりは製造、建設、小売業など県内の幅広い業界に影響を及ぼしている。特に大消費地から遠い本県にとって物流の大動脈となる運送業のほか、農業や漁業といった基幹産業への打撃は深刻だ。 「ハウス物の出荷が本格的に始まるのは11...
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【燃油価格高騰㊤】ガソリンスタンド撤退続き空白地帯も 販売量減が経営直撃
2023/09/21県内特集西都市中心部から車で約1時間、山あいの東米良地区。昨夏、地区で唯一のガソリンスタンド(サービスステーション=SS)が撤退した。最大の理由は採算面。地区に住む会社員、濵砂紳一郎さん(43)は「最寄りのスタンドまで片道1時間かかるようになった...
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【消えない爪痕】台風14号襲来から1年㊦ 避難所
2023/09/20県内特集行政不在の運営 限界 災害弱者受け入れ課題 昨年の台風14号では、中山間地域で集落の孤立が相次いだ。西都市東米良地区も複数の集落が半孤立状態となり、高齢者らが複合施設「東米良仁の里」などに設置された避難所で過ごした。地区内には持病の...
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【消えない爪痕】台風14号襲来から1年㊥ 内水氾濫
2023/09/19県内特集再び被災の不安残る ハード対策継続求める 都城市下川東の70代女性は、昨年9月の台風14号による内水氾濫で被災した。家の修繕が終わり、最近ようやく市外の娘宅から戻ったが「台風や大雨のニュースを見る度に落ち着かない。また床上浸水が起...
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【消えない爪痕】台風14号襲来から1年㊤ 樋門、水門
2023/09/19県内特集暴風雨時 手動に限界 遠隔操作の仕組み必要 西都市岡富の農業鈴木広朗さん(36)のビニールハウスではピーマンの苗の植え付けが終わり、9月下旬から収穫が始まる。昨年の台風14号でハウスは冠水。新たに機械を購入し、被災前の環境に戻りつつ...
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