長寿企業に聞く

時代の一歩先を読む 　東日本大震災の波紋、歴史的な円高、ヨーロッパの経済不安。新年を迎えても世界経済には暗雲が立ちこめている。県内に目を向けると、相次ぐ自然災害の発生などで、依然厳しい状況だ。一方、さまざまな苦難を乗り越え、今年創...

皿うどん／中華菜館　東天閣

味染み込んだ麺くせになる 　1959(昭和34)年に宮崎市繁華街の西玄関とも呼べる場所に開業し、はや半世紀。現在は3代目の林孔裕代表(53)がスタッフを率いて、安くてうまくてボリュームがあり、日本人にも食べやすくアレンジした中華料理を...

県工業技術センター材料開発部副部長　清水正高さん

SPG利用の核となる技術開発 　県工業技術センター(宮崎市佐土原町)で研究、開発されたシラス多孔質ガラス(SPG)といえば、今や世界に誇る技術としてさまざまな分野で応用されている。その核となる技術「膜乳化法」を開発した。 ...

輝龍（宮崎市田野町）

養殖から加工まで国内唯一の一貫体制 　古くから漢方薬の一種として国内外で重宝され、現在も健康食品や医薬品の原料として用いられているミミズ。宮崎市田野町に本社を置く輝龍（石井陽一会長）は、このミミズの国内最大規模の養殖業者で、年間約40...

「観光宮崎」は今〜第3部〜立県(1)

新幹線効果の鹿児島 　九州新幹線の全線開通で新大阪－鹿児島中央が最短3時間45分にまで短縮された。これは関西、中国、四国地方から観光客を引き込む大きな原動力となり、鹿児島中央駅を起点とする鹿児島県内は今、かつてないほど...

県内経済界2012年キーワード

現状打破へ「前進」「挑戦」 　2012年が始動した。新燃岳噴火や鳥インフルエンザ、東日本大震災などの災禍に加え、歴史的な円高なども影を落とした11年。不透明な先行きに翻弄(ほんろう)された県内経済界にとっても、厳しい1年だったに違...

あぶりチーズカレーうどん／宮崎うどん　ふくや

自家製麺にチーズとカレー絡めて 　ＪＲ宮崎駅前商店街にあるうどん屋。販売員時代、毎日のように好きでうどん屋を食べ歩く中で飲食業の面白さにひかれ、同市内の老舗で修業。2010年6月に店を開いた。店名に「宮崎うどん」を掲げ、駅前の発展に自...

ファースト・アクト社長　飯牟禮伸悟さん

儲けにこだわりFC拡大へ 　1時間ごとに売り上げが予算ベースに乗っているかを点検し、下回っている場合は売り方や商品陳列を修正する。これを毎日繰り返す。「問題をそのまま放置しない。一時間、一時間が勝負。売り場は生き物だから」と貪欲なまで...

宮崎県在京経営者会議会長　高山弘憲さん

強い愛郷心で首都圏から貢献 　首都圏に住む本県出身の会社役員や管理職、文化人らでつくる宮崎県在京経営者会議。ふるさとへの貢献を目的に1999年にスタートし、本県の物産・観光振興や若者の就職支援など活発に活動を展開している。発足当初...

海野建設(日向市東郷町)

木製鳥居で新たな木材需要を開拓 　2011年も残りわずかとなった。年が明けると、新年の無事や平安を祈願するため、神社へ初詣に出掛ける人も多いだろう。参拝の際に参道でよく見かける鳥居。海野建設(日向市東郷町、海野洋光社長)は、インターネ...