戦没者の遺骨収集、日米で推進　太平洋の激戦地、鑑定で協力

　太平洋戦争終結８０年を迎える中、日米両政府が戦没者遺骨収集の共同作業を加速させている。日米の覚書に基づき、激戦地で米国が回収した遺骨のうちアジア系のＤＮＡ鑑定を日本が受け持ち、身元特定と遺族への返還を促進する。戦没者遺骨収集推進法は２０２...

大江さん７４年も文学賞候補　ノーベル、選考資料開示

　【ロンドン共同】戦後民主主義を足場に平和や反核を訴え１９９４年にノーベル文学賞を受賞した故大江健三郎さんが、７４年の同賞候補に推薦されていたことが５日分かった。選考主体のスウェーデン・アカデミーが共同通信に選考資料と日本からの推薦状を開示...

中小企業事業承継、トラブル続発　市場未成熟、「吸血型」買収も

　中小企業の合併・買収（Ｍ＆Ａ）による事業承継のトラブルが相次いでいることが５日、分かった。売り手側は期待していた十分な経営支援を受けられず、多額の現預金が吸い上げられる。買い手に加え、仲介業者も取引を助長したとして批判を浴びる。こうした買...

「実（巳）」のある１年に　都農中美術部、神社に絵馬奉納

　都農町・都農中の美術部（岩室美鈴顧問、１７人）が同町・都農神社に今年の干支（えと）である「巳（み）」の大絵馬を奉納した。社殿に飾られ、参拝者の目を引いている。 　奉納は今回で１２回目。縦９０センチ、横１２０センチあり、アクリルガッシ...

囲碁こども棋聖に岩切さん　宮崎県勢初の快挙

　囲碁の小学生日本一を決める「第１４回くらしき吉備真備杯こども棋聖戦」（岡山県倉敷市など主催）高学年の部で、本県代表の都城市・祝吉小５年の岩切知輝さん（１１）が初優勝した。県勢としても初の快挙で、岩切さんは「全国大会で優勝したかったのでうれ...

【懐かしの昭和】夏祭り太鼓台へ練習（昭和４５年）

　高鍋町・火産霊（ほむすび）神社の夏祭り「荒神（こうじん）さん」に向け、太鼓の練習をする子どもたち。本番では太鼓台に乗り、練り歩く。今も祭りの前に汗を流す姿が見られる。...

日鉄、米政府提訴へ準備　ＵＳスチール買収禁止に批判噴出

　【ワシントン共同】バイデン米大統領が米鉄鋼大手ＵＳスチールの買収禁止を命じたことを受け、日本製鉄は５日、米政府への提訴を含む法的措置に向けた準備を加速させた。他方、米国内ではバイデン氏の方針に元高官らから批判が噴出している。同盟国である日...

ＮＹで「渋滞税」の徴収始まる　米国初、負担増には根強い反対

　【ニューヨーク共同】米ニューヨークで５日、マンハッタン中心部に乗り入れる車への「渋滞税」の徴収が始まった。慢性的な渋滞の解消と、交通インフラ改修の財源確保が目的。米国初の取り組みだが、市民の負担が増えるとの懸念から反対も根強い。 　トラ...

【戦後８０年記憶】（４）米軍機の機銃掃射に遭遇　安田　光壬子（みずこ）さん（９０）＝西都市

　終戦間近の１９４５（昭和２０）年夏、友人と自宅近くの池で遊んでいると、空襲警報のサイレンが鳴った。鋭い銃撃音が背後から迫ってくる。熊本市の小学５年生だった安田光壬子さん（９０）＝西都市茶臼原＝は、米軍機による機銃掃射攻撃に遭遇した。 ...

【日向灘 脅威と向き合う】第１部 地震と津波（３）外所地震堆積物調査　津波痕跡　対策に反映

　新富町・富田浜海岸そばの湖水ケ池。先月下旬、京都大防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教らの研究グループが、専用の装置を使い地層を抜き取った。目的は津波の痕跡を探ること。複数のサンプルを取り、一部に砂の層も確認した。「人工的か、津波由来か。解...