県内特集
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宮崎とれたて「旬」の味 【露地キュウリ】
2020/06/23県内特集夏の匂いに丸かじり 500円玉ほどの黄色い花に交じって、真っすぐに伸びた濃緑の実がツルから垂れ下がっている。生産量日本一を誇る本県のキュウリ。その大半を占めるハウス栽培が収穫を終えた6月ごろから、露地物は市場に出回り始める。旬野菜の...
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【思い受け継ぐ 戦後75年みやざき 遺物編】父と眠る爆弾破片
2020/06/22県内特集戦地の体験 物語る傷痕 黒木千万人さん(70)=都城市 「これは戦争の記念じゃ」。家族団らんの時、ビールを飲み、機嫌の良くなった父親は左太もも内側の肉をたぐり寄せた。太平洋戦争の戦禍をくぐり抜けた父は多くは語らなかったが、小学校時...
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【みやざき令和風土記】第4部「日向かう国の成熟期」⑦幕府直轄領
2020/06/18県内特集自由な気風 文化育む 天下を分けた関ケ原の戦いを経て1603(慶長8)年、徳川家康が征夷大将軍となり江戸幕府が成立した。全国の総石高2574万石のうち、幕府直轄領(御料(ごりょう)、御領とも)は400万石を占めた。日向国でも32村・...
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宮崎とれたて「旬」の味 【トビウオ】
2020/06/14県内特集淡泊な白身料理に幅 翼のような胸びれ、腹びれを使って滑空するトビウオが、初夏の到来を告げる。串間、日南市沖などで水揚げされ、刺し身=写真下=はもちもちとした食感。「アゴ」と呼ばれ、深いうま味を生み出すだしにもなる。 南の海か...
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【みやざき令和風土記】第4部「日向かう国の成熟期」⑥椎葉山・米良山
2020/06/13県内特集焼き畑盛ん 民謡紡ぐ 「庭の山椒(さんしゅう)の木/鳴る鈴かけて/鈴の鳴るときゃ/出ておじゃれ」。椎葉村を代表する民謡「ひえつき節」は、木臼に入れたヒエをきねでつく際に歌われた、素朴で明るい旋律の労働歌。この地では弥生時代から、山の...
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【みやざき令和風土記】第4部「日向かう国の成熟期」⑤飫肥藩
2020/06/11県内特集「真の平和」侍も舞う 着流しに折れ編みがさの武家装束と、鉢巻きを締めたやっこ装束の踊り手が歌や三味線に合わせ優雅に舞う―。江戸時代から伝わる日南市の「泰平踊(たいへいおどり)」は、飫肥藩が町民の盆踊りを侍にも許した、他藩にはまれな郷...
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宮崎とれたて「旬」の味 【露地ピーマン】
2020/06/08県内特集初夏の日差しを浴び、濃い緑に色づいた実が鈴なりに垂れ下がっている。西都市で露地栽培のピーマンの収穫が始まった。盛り上がった果肉からは、自然に育った生命力を感じさせる。 1964(昭和39)年に始まり、全国有数の出荷量を誇る同市のピ...
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【みやざき令和風土記】第4部「日向かう国の成熟期」④佐土原藩
2020/06/06県内特集人生訓つづった盆唄 日向国のほぼ中央に位置した佐土原藩は、薩摩街道や米良街道、豊後街道など幾筋もの陸路が交わり、一ツ瀬川の水運も整う交通の要衝として栄えた。そのため中央文化の流入も比較的早く、佐土原城下では能楽や歌舞伎が盛んに演じら...
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【みやざき令和風土記】第4部「日向かう国の成熟期」③鹿児島藩
2020/06/04県内特集信仰 民衆の心支える 小林市北西方の谷底を流れる小川の崖に人目を避けるようにある洞窟。大人がかがんでやっと通るくらいの入り口の奥に、20~30人が肩を寄せ合える空洞が広がる。江戸時代、浄土真宗(一向宗)信者が鹿児島藩による厳しい禁教...
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宮崎とれたて「旬」の味 【春植えジャガイモ】
2020/06/01県内特集あらゆる料理好相性 大地の養分をたっぷりと蓄えた春植えジャガイモが、収穫の最盛期を迎えた。ごつごつした肌触りに、ホクホクとした食感、どんな料理とも相性の良い国民食だ。 寒暖差が大きく水はけの良さに恵まれた都城盆地は、九州有数...
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